企画くんを作るに至った経緯とは?
最近急増する動画制作需要に伴って、
- YouTubeチャンネルの運用
- 動画制作コンサルティング
これらの需要もかなり拡大していますよね
弊社も例外なく、その波に乗るべく
様々な業界のクライアント様とお仕事をさせていただいています。
感じた違和感
数百人規模のテレビや映像業界での制作と違って、
YouTubeは多くても数十人のチームで制作することが殆どです。
ですが実際にやる仕事内容はテレビもYouTubeもそこまで変わりはありません
人数が少ないYouTube制作は、
1人がいろんなタスクをこなすことで回っているというのが現状です
制作というと
「動画の撮影や編集に時間がかかるんだろうな」
と思われる方も多いと思いますが
YouTubeの制作で一番手間なのが確認作業とスケジューリングです
大きな会社や組織であればそれ専用の人材を確保できますが
小規模なYouTube運営だと
- カメラマン
- 編集
- 各種連絡
全て1人がやっているなんてこともザラにあります
(編集はある程度外注できても、納期がタイトな案件や急な編集は自分で対応)
(以心伝心レベルで信頼できる編集者さんと出会うことが難しい)
つまり、
- 承認
- 連絡
- 修正
に時間を取られてしまって
- 動画のクオリティの追求
- チャンネルを伸ばすために作戦を練る
ことに集中することが難しく
全体のKPI(目標)は
- 再生回数
- チャンネル登録者
- 高評価数
- コメント数
であるにもかかわらず
- クライアント確認
- 意味のない修正
に時間を取られているという現状があります
チームが同じ方向を向くために
少人数で全てを回しているYouTube制作において
クライアントとのコミュニケーションコストや修正のラリーはパフォーマンス低下の要因になり
結果として、
制作チームはクオリティの追求を諦め
⇨追求したところで修正が入るだろうという思い込み
クライアントはクオリティ低下に不安を抱きます
⇨契約解除、もしくはより激しい修正の注文の発生
しかし、先ほども述べたように全体のKPIは
チャンネルが伸びること
これだけなんです。
そして、
- 動画の視聴者は制作チームでもクライアントでもありません
- YouTubeで検索をしてサムネイルをクリックするどこかの誰かです
- クライアントの上席を満足させたところでチャンネルは伸びません
つまり、本来味方として協力しあうべき
- 制作チーム
- クライアント
が敵対状態になってしまう
これは、
- どう注文すればいいか分からないクライアントサイドの経験不足
- 事前にキッチリ承認を取らない制作サイドのミス
から生じる問題です
忘れられた「大前提」
もちろんクライアントはお金を支払って制作を依頼しているのですから
クオリティに関して文句をつける権利はあります
自分がお金を支払っているのに何の効果もなければ焦るのも分かります
最低限のクオリティを追求するのは当然として
本当に大事なことは仮説と検証であって、
クライアントの理想を実現することではありません
クライアントの理想=視聴者の見たいものではない
例えば広告運用を考えてみると
何パターンもLPや広告の画像を用意して
どれが1番効果的かデータから検証します
YouTubeも本来そうあるべきなのです
最低限のクオリティは維持した状態で
- 何がウケるのか
- タイトルは何がいいのか
- サムネイルは何がいいのか
など、
仮説と検証に時間を割くべきなのです
- 闇雲にクライアントの理想を追求する
- 無意味な連絡のリレー
これらは完全に無駄なコストであり
KPI達成に何も寄与しません
もちろん、人間関係という意味では良好な関係を継続させるのは重要です
しかし、どれもこれも「チャンネルが伸びている」という条件が大前提として存在します
クライアントサイド
よりリッチなコンテンツを制作するための協力
制作サイト
よりチャンネルが伸びるための施策を追求
その他
人間関係を良好かつ円滑にするための活動
この関係性と「チャンネルが伸びる」というKPIは切っても切り離せません
「YouTube運用」を謳っている会社は
一見すると、何かすごいツールや情報を持っていて
「どんな動画でも100万回再生、100万人の登録者を達成できるんじゃないか」
そう思うかもしれません
しかし実際は
そんな誰もが喉から手が出るほど欲しいノウハウは存在せず
- たまたま当たった(バズった)
- 仮説と検証の結果
この2パターンが存在するだけなのです
本当に時間を割くべき場所
動画制作も広告運用と同じように
- 仮説と検証
- データの分析
に時間を割くことが近道(王道)である
ということが理解いただけたでしょうか?
では、それを阻んでいる
- 各種連絡
- 承認取り
- 修正リレー
これらを限りなくゼロに近づけるにはどうすればいいのでしょうか
修正やコミュニケーションコストが掛かる原因は
関係者全員の脳内に共通のイメージが無いことです
共通のイメージが無いから

あれ?ここ私のイメージと違う!

修正指示通りにしたのに、何が違うの?
こういったトラブルが発生します
それもそのはずで、
例えばこんな要望があった場合、

キラキラしたテロップが勢いよく飛び出る感じで!
ヒアリング(コミュニケーションコスト)を繰り返さないと
クライアントが意図しているものを作ることができません
また、
クライアントも制作に精通しているわけではないので
ヒアリングしたところで、クライアント自身もそこまで
明確なイメージを持っていないことが殆どです
企画段階の最初から要件を固めて
全員の脳内に共通イメージが作れれば
こういったコストは一気に削減することができます
- 企画段階で完成図が視覚的にイメージできる
- 企画段階で全員の脳内に共通イメージを形成
- 企画段階で修正や承認を完了させる
これを実現できれば
制作チームもクライアントも負担が減り
制作チームはよりクオリティ追求にモチベーションを向けることができて
動画の仮説と検証に時間を割くことができるようになり
クライアントは動画に関係する各種調整や
コンテンツがリッチになるような提案に時間を割くことができるようになるのです
それを実現できるツールがない。じゃあ作ろう
- 企画段階で完成図が視覚的にイメージできる
- 企画段階で全員の脳内に共通イメージを形成
- 企画段階で修正や承認を完了させる
これを実現できるツールを探しましたが
全く見つからず
相変わらず制作現場では
文字が多くイメージがわかりずらい企画書が使われていました
動画は目で見て耳で聴くものであり、
文字で伝えるものではない
この大前提に一度立ち返った上で
「企画くん」の最大の武器でもある
YouTubeから直接シーンを取り込むという機能の開発に至りました
YouTube制作は99%、
すでにある動画の企画をパクります
もちろん丸パクリするのではなく
ジャンル選定をした上で
視聴回数が稼げている動画の波に乗るように
関連した話題で同じような企画を行うことが殆どです
「じゃあ、YouTubeから企画だけ抜き出して転用できればいいんじゃ?」
↓
「それを実現しよう」
これが「企画くん」を開発するに至った至極単純なワケです
実はどの動画も「同じ」なんです
YouTuberと呼ばれるニュースターの誕生や
動画に顔を出して発信することへの世間の理解など
ここ数年で誰もがインフルエンサーになることができる世界になってきました
アプリを開けば、ネットを開けば動画で溢れています
でもその動画実はどれも「同じ」なんです
もちろん
- 座組み
- 出演者
- 言語
- 内容
これらは動画毎に異なります
では何が「同じ」なのか
それはどの動画も
すでに自分(出演者)が知っていることを
知らないテイで視聴者と一緒に理解し
動画の終わりでは一定の達成感を得られるように
再生産しているという点です
視聴者は自分がすでに知っているような内容の動画をあえて観ることはありません
- 何らかの解決したい問題
- 単純な好奇心
これらが動機となってサムネイルをタップし動画を視聴します
その動画の中では
すでに動画の結末・問題の解決方法を知っている出演者が
その好奇心や問題を分解して(視聴者と同じ目線に立って)
動画の最後では一定の満足感を視聴者に与えます
これは全ての動画に共通した「同じ」フォーマットです
つまり動画の中身・内容を入れ替えるだけで
どんな動画でも作ることができるのです
このフォーマットに着目し
企画くんでは企画ライブラリーを公開しています
例えばトレーニングの動画であれば
- 簡単な自己紹介(任意)
- 簡単な内容の紹介
- 種目1
- 種目2
- 種目3
- 種目4
- 最後のまとめ
- アノテーション(任意)
これが完成されたフォーマットであり
ヨガでも
ストレッチでも
全て同じフォーマットです
料理でも、車紹介でも、何でも同じフォーマットが存在します
それが分かった上で、毎回企画を一からリサーチして立ち上げることに
意味があるのでしょうか?
YouTubeというプラットフォームの上では
それは残念ながら時間の無駄です
この目まぐるしいトレンドの波に乗るには
企画はフォーマットを使って速攻で完了させて
動画を撮影、編集し投稿する必要があります
その上で仮説と検証に時間を割くことが重要なのです
企画くんとは
ここまで読んでいただいた方には
YouTube動画制作の現状とその問題点
そしてその解決策をご理解いただけたかと思います
クライアントと制作チームの協力体制をより強固なものにして
動画の仮説と検証に時間を割くためのツールが「企画くん」です
今までに無い全く新しいツールだからこそ
ここまで長文で説明しないと伝わらない部分も多くなってしまいました
最後まで読んでいただきありがとうございます
企画くんは無料で使うことができるサービスです
▼ぜひ一度使ってみてください!
